Vol.4
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女殺油地獄公演スケジュールへ

嵐 広也からメッセージへ(7月11日更新!)
2002年7月11日版

 『油』班の中嶋宏幸です。
 芝居はナマモノだから、梅雨のこの時期は傷みやすい。なんてことは言いませんが、あんまりにも雨が多いと人間がクサりそうになります。

 何で? 芝居するのに天気なんて関係ないじゃん!と、お思いでしょうが、旅公演の場合は、毎日毎日トラックから荷物を下ろして芝居して、またトラックに積み込んで次の公演地に移動するから、この『天候』には一喜一憂するのです。(当然に客足にも影響しますしねぇ!) 特に台風、これは大変ですよ! 突風が吹けば大道具(パネル)ごと煽られて吹き飛ばされそうになるし、大雨の中の搬入出だから楽屋物もびしょ濡れ、運んでる僕らもスタッフさんも当然濡れるし‥‥。

 7/10(水)の八王子公演は大変でした。開演中からだんだん雨が強くなって、終演後の搬出ではバケツをひっくり返したような大雨。頭からつま先まで、パンツまでも気持ち良ーく濡れました。中途半端に雨に当たるよりは、シャワーに入ってる感じで、後半は雨に打たれるのが楽しくなって来てましたけどね! でも、もう嫌。酸性雨は頭髪にも影響するっていうし‥‥。それと、新幹線が運転見合わせたりして、子役さんが開演に間に合うかどうかも随分と心配しました。結果的にはノープロブレムで、無事公演を終了することができたけどね。

 こう考えると本当に芝居っていうのはナマモノなんですねぇ。お早めにお召し上がりを!

 話は突然かわるのですが、開演前の時間を使って、今僕達は踊りの稽古をしています。なんの為にかって言いますと、納涼会の出し物なのです。今年は前進座劇場の20周年でして、二日間に渡って大納涼会を催すのですが、俳優全員による『菖蒲浴衣(あやめゆかた)』をメインイベントに据えているのです。全俳優が一遍に舞台で踊るなんて事は、もうこれを逃すと二度と観ることないかも知れないですねェ。貴重ですよ! 必見!! で、踊りを観た後は、劇場の中庭で生ビールと焼き鳥。こりゃ来るっきゃないでしょう!

 ‥‥ってことで、まだまだ舞台は続きますし、納涼会の準備もあるし、また台風も接近してるらしいし、忙しい毎日になりそうです。しかし、これもお客さんあっての事。これからも一緒に楽しんでいきましょう!!
◆7月10日八王子公演の搬出終了後の最後の作業着の積込み風景。
22時頃。この直後、台風6号は0:30頃に関東地方へ上陸。
◆同じく台風の中の積込作業。
トラックのウウィングから滝のような雨水が・・・。
◆翌11日の日野公演は台風一過。
快晴! 搬入を待つ昨夜ずぶ濡れだったトラック。
【中嶋宏幸 記】
◆舞台設営のひとコマ。若手男優も手伝います。写真中央が亀井、右奥が今回の執筆者中嶋宏幸。
◆劇場のホワイエを使用しての納涼会踊りの稽古。
おみごと!?
◆劇場のホワイエを使用しての納涼会踊りの稽古。厳しそうな先生は・・・誰!?
◆開演前のスナップ。紫野明日香を囲んで前進座のスタッフと日野市民会館の音響さんと。
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