 |
|
|
|
内蔵助 「…播州赤穂というこの小さな国を守って一生を平穏無事に、ひっそりと暮らしていければそれで満足。そんな男だ、大石内蔵助という男はな……」
婚礼の夜、新妻・りく(妻倉和子)に語る内蔵助(梅雀)――
|
|
|
|
|
りく 「なんの悩みも苦しみもなく、楽しく穏やかだった赤穂の暮らしを思い出し、泣き明かした夜もある……。日毎夜毎遊び呆けるあなたが憎い…」
山科の隠宅で、内蔵助に問いつめられたりくは、思いのたけを夫にぶつける。
それは、永の別れを前に夫が望んだ、つくりものでないは妻との語らいだった――
|
|
|
|
|
吉千代 「父上さまも兄上さまも、一緒に但馬へくればいいのに…」
おくう 「御用がすんだら、但馬へ来て下さりますか」
内蔵助 「…参るとも、きっと参るぞ。姿かたちはのうなっても、逢いに参るぞ但馬の空へ……」
|
|
|
|
|
りく 「主税…、母が但馬の空から見届けていますからね、心おきない働きを。」
主税 「命の限り……」
|
| |
|
|
内蔵助 「主税!わしも、こればかりは身におぼえのないことだが、いざ死ぬる時はさほど苦しうないというぞ」
主税 「こころえておりまする」
|
|
※舞台写真は過去の上演時のものです。今回とは一部配役が違っております。
|
| |
|
|
|
|
◆ 今回は私が勤めております ◆ |

大石兄弟
おくう=荻野靖世 吉千代=大倉海音(NAC・12/10以降は交代) 大石主税=亀井栄克
|
|
|
|
|
|