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 「女殺油地獄」班旅日記へ | 「今日われ生きてあり」公演あんないへ  班内HP担当=紫野明日香

8月4日 在京班だより

紫野明日香の
「頑張れ在京班!真夏の納涼会準備大作戦レポート」

いやあー、本当に暑いですね。。。
8月と言えば前進座の夏の風物詩、恒例の納涼会!!

8月3日
お客様に少しでも気持ちよく、楽しんでいただけるよう
照りつける太陽の下、日焼け止めと、虫除けスプレーをたっぷりふりかけ
納涼会の準備はまず草刈りから始まりました。
演技部在京班+各部署のメンバーが総力を挙げて奮闘。

この日の東京は30度を超す暑さ!お昼にはもうみんな汗だくでした。
枝きりハサミで木を剪定する人、雑草をひたすら抜く人、みんな段々口数が少なくなっていきました。

大きな枝は特別処理班、栗ちゃんが小さく裁断してくれます。それをビニール袋に入れる亀ちゃん。

ほーら、みんなの頑張りのお陰でこんなにたくさん取れました。
中庭もすっきり綺麗に広くなりました。

午後から、先輩方はご近所さんへのご挨拶回り。
若手は屋台の仕込み、本当に溶けそうでした。
こまめに休憩して麦わら帽子もかぶり、水分も補給していたのに
ダウンする者続出!劇団の自動販売機は水とポカリが売り切れ状態でした。

今日4日は屋台の屋根や看板、提灯の飾り付け。
今日も暑い一日で
見る見るうちに男優さんの顔が日焼けで真っ黒になっていきます。

舞台も出来てきました。

今年の納涼会実行委員長、広也さん。
心なしか切ない表情に見えます。本当に暑くて溶けそうなんです。

屋台に提灯を吊ってます。鉄骨に触れると火傷しそうな暑さです。

今年は在京班メンバーが少ないため、納涼会の仕込みを手伝ってくれたのが研修生の5名。
昨年の納涼会では養成所の生徒さんだった彼ら、実に良く働いてくれました。

ありがとう。秋は「五重塔」や「オバケちゃん」に初出演する彼ら。
納涼会当日も出し物や屋台を担当。
応援よろしくお願いします!!

夕方からは出し物の稽古やゲームの確認をしました。

このかき氷機、かき氷屋さんで使うのではありません。
どこで登場するでしょう???・・・ふふふ(^-^)まだ秘密です。

さあ、6日の納涼会、
私たちが心を込めて準備している手作りのお祭です。
当日はたくさんのお客様と交流して楽しく過ごしたいと思います。
雨が降らないように皆さんも祈ってくださいね。

【紫野明日香 記】

7月3日  在京班だより

松涛喜八郎の
「名古屋出張レポート」

「なろう、なろう、明日は檜になろう」

アスナロは、ヒノキに似て非なるもの。なろうといっても決してヒノキには成れな い。 己が欠点につまづきながら、檜のような人を目指して努力する主人公を描く井上靖 『あすなろ物語』は、青く切なく甘酸っぱい。

名古屋の金山総合駅前に出来た街は、『アスナル』。ご丁寧にあちこちに『明日なる !』と漢字混じりで記されている。
『今日なる!』でないところが限界かもしれないが、意気や良し。『!』がまた良 い。何国語だかわからない新築マンションの名前よりずっといい。
このどうしようもない泥臭さ、ストレートさ、不器用さ。それでいてちょっとスマー トになったかなわが故郷は。

前進座が錦秋公演を行う市民会館は、名鉄地下鉄バスJRが集まる金山駅からこのアスナルを挟んだ向こう側。駅から地下街を通ってそのまま会場に入れる。
昨秋『お登勢』で来た時には、大工事中だったが新しい街が出来上がっていた。この街にもモリゾー、キッコロのフラッグが棚引く如く、今熱い名古屋、イベントの中心 は九月終了まで二月をきった万国博覧会。
そしてイヨイヨ十月は前進座の『髪結新三』。
アツイアツイ名古屋。気象予報によると気温は明日も沖縄を抜いている。
暑い名古屋を東奔西走、『髪結新三』を広めて歩く合言葉は、

「なる、なる、明日は満席になる!」


〈写真左より〉
●名古屋所長伊藤さん丹精の鉢植え。●事務所の壁を飾る劇団前進座旗揚げ公演のチラシ。●パソコン急速上達中の所長。

【松涛喜八郎 記】

7月18日 在京班だより

紫野明日香の
「倉庫お引っ越し大作戦! レポート」

前進座はこの夏、今までの倉庫から新しい山梨の倉庫へ荷物を移動することになりました。
7月に入ってから、引っ越しに向けて準備を進めていました。
何日間もかけて倉庫の荷物を全て前進座劇場の舞台に運び、 荷物のチェックもしました。

今日はいよいよ梱包作業! 中には古い物もあり、埃も立つのでみんなマスク着用、首にタオルが定番アイテムです。

いつもの舞台が今日はお宝(?)でいっぱい。
演出部東くんが作成した何百もあるリスト表を手に4班に分かれて作業をします。
捨てる物、前進座のプレハブに保管する物、山梨の新倉庫に持って行く物、などに分別し、中身を明記して梱包します。

A班の人たち。 古いプロマイド写真を分別しています。

B班はチラシやパンフレット、台本などを梱包。 マスクは必須アイテムなので誰が誰だか分かりませんね。

丸山貴子ちゃんがリストチェック。

捨てる物処理班。 ちゃんと分別します。 あら、懐かしい台本もありますねー。

中にはこんな貴重な古いポスターや こんなお宝写真もあります!!

 

整理番号を付けて 中身を書いて梱包完成!

 

演技部、演出部、営業部のメンバーが祝日を返上して頑張ったお陰で梱包作業は一日で無事終了。

後は座に残す物をプレハブに運び 山梨新倉庫へ行く荷物をトラックに積み込み、 山梨で荷物を下ろす作業が残っています。

こんな前進座のお宝ならぜひ欲しいわーと思われたみなさんに朗報が・・・・。
8月6日に行われる納涼会にて特別に今回掘り出した品物を中心に前進座ガレージセールを行うことになりました。
前進座ファンにはたまらない超レア物のお宝がいっぱいです。どうぞお楽しみにー!!

【紫野明日香 記】

7月6日 在京班だより

紫野明日香の
「潜入!在京班営業所レポート!」

どうもどうも、1週間のご無沙汰です。HP侍です。
さて今日は東京で忙しく働いている演技部のみんなをご紹介しましょう。

←この写真の中からあなたが気になるポイントをクリック!

この部屋こそ、初公開!前進座の中枢、最高司令本部ともいうべき営業所事務所! 東京や都市公演を担当する東京営業所と、全国をまたにかけ日本列島を駆け回る全国営業所です。
お仕事中ですが、こっそり潜入してみましょう。

全国営業所で爽やかに電話対応しているこのお嬢さんは・・・

そう、元「油」班の瀬川寿子ちゃんです。こんなに若くて可愛いのに、この前まで年増の花車おとりを演じてたんですよ。こうして見ると立派なキャリアウーマンですね。HPをいつも見てくださってる寿子のお母さーん、寿子はみんなに愛されてますからご安心をー。

そのお隣は・・・

やはり元「油」班栗沢学くんです。8月に上演する「今日われ生きてあり」では大石伍長で出演します。真面目な栗ちゃんは頭を丸めて、もう役作り開始!すごい!

おおっっとー!!元「油」班の総元締め、河内屋与兵衛さん(嵐広也)、今ではすっかり改心してまじめに働いてますねー。広也さんはパソコンも得意なので、資料作りもお手のものです。
んっ?なんだろ?爽やかな広也さんの横顔の奧に見える赤いだるまの横顔が何だか気になる・・・おや? そのまた奧に誰かいますね・・行ってきましょう。

おお、ここにも元「油」班の人発見!いつも若々しい(?)エバちゃん(江林智施)です。何やら印刷機で印刷中! 明日から九州に出張するそうです。ご苦労さまー。・・・・ん? よくよく見ると壁の鏡にさっきのだるまが写ってる・・・。だるまは、いつも私たちを見守ってくれているんだ・・。ありがとうだるま。

さて東京営業所も探検してみましょう。

あっ、阿国や〜阿国や〜!
前進座の美人女優(?)、妻倉和子先輩です。
さすが、働く姿にも華がありますねー。何やらチラシを製作中。絵が得意な妻倉さんはそのセンスを生かし、よくニュースやチラシを作ってくれています。

さあ、あんまり邪魔しちゃいけませんね。私も劇場部に戻ろう・・・っと思ったその時・・・談話室に人影が・・

前進座一明るくて元気な女優、高橋亜紀ちゃん発見! ここは劇団員が集う談話室。こんなところでも仕事をしている亜紀ちゃん、あんたは偉い! これから営業に向かうようです。手元のチラシは、秋に彼女が出演する「五重塔」。出演しない「今日われ生きてあり」も彼女は精力的に営業回りをしています。暑い中、ご苦労様ー!

さあ、そろそろお昼だし、お腹空いたからランチタイムだ〜。劇団近くのおそば屋「しなのや」さんに入ると、何やら変わったメニューが・・・

よし、今日は「今日われ生きてあり」定食にしようっとー(?)。

こうして在京班は舞台のないときも前進座公演を裏で支えています!

・・・明日香のレポートは、まだまだ続く!(かも?)今後も在京班だよりをお楽しみにー。

【紫野明日香 記】

※文中の(?)はウェブマスターによるものです。筆者の意図ではありません。

6月30日 在京班だより
紫野明日香の
「今日われ生きてあり」準備報告T

・・・明日香です(ヒロシ風)。お久しぶりです・・・。
油班の毎日更新をしなくなって数日経つとです。HPの更新は毎日の日課だったので、何だか物足りないとです。気がつけば自然に指がキーボードを打っていたとです・・・
というわけで油班のその後、というわけではないけれど、投稿してみたとです。

8月の「今日われ生きてあり」に向けての準備が始まりました。昨日は有志で靖国神社を見学。 今日は学習会と称して「映像で見る昭和史」のビデオ鑑賞。その後、少飛会の渡辺さんに軍事教練をしていただきました。

前回も教えていただきましたが、今回新しく加わる若いメンバーは全くの初体験。「海ゆかばを知らない人は手を挙げてください。」の柳生さんの問いに半数以上が手を挙げました。

渡辺さんには実際に敬礼の仕方や軍歌も教えていただきました。渡辺さんは今回の「今日われ生きてあり」に登場する人物の事もよくご存じで、「倉元さんはあの時、28歳でねえ」と、貴重な思い出話も聞かせてくださいました。

午後は演出家十嶋さんのお話。あの時代の歴史と、10年ぶりにこの作品を上演する意味を聞きました。

そして靖国神社製作のビデオ鑑賞。創る側によって歴史のとらえ方が違うんだということがよくわかりました。

その後は演技部の理論課主催の学習会。 東京営業所の小林美千枝さんによる治安維持法発令から終戦までの歴史。細かい資料や年表を使って詳しく解説。

お終いは前進座の大先輩。村田吉次郎さんのお話。吉次郎さんは16歳で海軍の特攻隊に入隊。そこでの経験をお話してくださいました。2回の出撃命令がきたけれど、誤報で出撃を免れたそうです。
今回の「今日われ生きてあり」に向けて、内容を鋭く突く芝居であればあるほど、芝居の技術が問われる。内容を訴えかける芝居を創らないと逆効果になることもある。 と仰っていました。

俳優として今やるべきこと。終戦60年を迎える夏、この舞台を何としても成功させなくてはと強く感じた1日でした。

【紫野明日香 記】

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