Vol.3
班内HP担当=そのまんま・トン

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2002年7月11日版


 みなさん!このコーナー初登場の横澤寛美です。(*^o^*)

私たち『女殺油地獄』公演班は、無事最初の難関・石川県のコースを終了しました。なぜ難関かと申しますと、この公演(6/23〜29)は石川県内の高校生に観ていただく公演だったのですが、まず朝が早い!! 10時開演なんてあたりまえ! 9時半開演の日には8時に楽屋入り。と言うことは、宿舎を7時半には出発するのです。その上、2ステージ終演後、片付け搬出をして翌日の公演地に移動。食事する間もなくその日の内に搬入、仕込。宿舎に戻るのは連日10時過ぎ。これが1週間も続いたのです。

だいたい演劇人なんて言うものは、夜型人間が多いのです。一般社会でまじめに働いている方達には申し訳ございませんが、朝7時に電車に乗っているなんてめったにないことのです……。とにかくスッタフ・キャスト一丸となって先輩俳優もいっしょに荷物を運び、一人の脱落者もなく(^^?)明日はみんな元気に帰京します。

さて変な報告になってしまいましたが、お芝居の方はと申しますと、初めはとっても不安でした。高校生に、はたしてどこまで内容が伝わるのか? 『女殺油地獄』と言うタイトルだけで、生徒だけでなく先生方まで拒否反応をおこしてしまうのではないかしら? 2時間半の長時間、静かに観てくれるのかなぁ? ……不安は山ほど……でも、皆さん!聞いて下さい! この難しいテーマを持った作品を高校生達は実によく観てくれました。静かなだけでなく、きちんと反応して、終演の時は、たくさんのあたたかい拍手もいただきました。何より、生徒さんのお一人が、わざわざ感想を綴ったお手紙を会館まで届けに来て下さったことが嬉しかったです。\(^^)/

こんなお客さまの反応が、私達の自信につながります。7月は首都圏の演劇鑑賞会の公演です。また違った客層で、お客さまの反応、感想が不安でもあり楽しみでもあり。会員ではない皆さまもこの際ぜひお近くの鑑賞会に入会してこのお芝居をご覧になって下さい。

申し遅れましたが、私は、主人公与兵衛の妹“おかち”を演らせていただいています。難しい義太夫なまりに悪戦苦闘しながら、この後の公演も精進してまいりますので、ぜひ観にいらして下さ〜いm(_ _)m

◆楽屋入り前の一コマ。
◆楽屋入り前の一コマ。
◆楽屋入り前の一コマ。
【横澤寛美 記】
◆『女殺油地獄』班、石川県コースの奇跡。
◆久々の晴天。
◆劇場のホワイエを使用しての納涼会踊りの稽古。厳しそうな先生は・・・誰!?
◆梅雨の合間の晴天に、豊島屋の油用シートを干す大道具さん。
女殺油地獄   
旅先だより