 |
年に一度開催されるこの審査会は火災や災害に備えお客様の安全を守るための訓練です。
実際に劇場地下レストランから火災が発生したと想定して(サンハウスさんごめんなさい)
3人一組で火事の消火(消火器と屋内消化栓を使用)119番通報、傷病者の救護(意識の確認・人工呼吸・心肺蘇生・AEDでの蘇生・救急隊への引き継ぎ)など、全部で10分ほど。実際に放水もします。
レサシアンという人形を使っての人工呼吸や心臓マッサージもします。
ちゃんと台本もあります。アドリブはとてもじゃないけど無理です。
コンクール形式なのでどの事業所も社名をかけた真剣勝負なのです。 |
| |
|
我が前進座自衛消防隊女子の部、今年の選手は
指揮官・演技部江林智施。
1番員・東京営業所鈴木麻利江。
2番員東京営業所芝地良枝。
コーチは私、演技部紫野明日香です。ピンクのつなぎ姿が可愛いですね。
毎日忙しい仕事の合間に稽古。声を出す練習も兼ねて、準備運動にダッシュ5本から始まります。正に体育会系、スポ根モノです。声が小さかったりすると「聞こえないっ!!もう一回!」とコーチの檄が飛びます。普段事務職で大声を出したりしない1番員・2番員にとっては大変だったと思います。でもこの声を出すと言うこと、災害時には大変大事で、お客様の避難誘導には欠かせません。
やや軍隊調の無駄のない動きも、体で覚えてしまえばいざというときパニックにならないそうです。
「銃口」班、「髪結新三」班が巡演中なので稽古場は「自衛消防隊」が独占状態。毎日彼女たちの美しい汗が光っていました。
3人とも実に真剣に取り組み、何度も何度も繰り返し稽古しました。動きや形だけでなく、芝居でいうところの腹(気持ち)も大切。「私たちが火事を消す!私たちがお客様を守るんだ!!」という気持ちを何より大事にしました。この気持ちが出てくると不思議なことに声も出て、動きもキビキビしてきます。 |

|
| |
|
|

本番のようす。
AEDによる心肺蘇生実行中。
電気ショックを与えます。
|
本番前日には劇場にて公開舞台稽古。たくさんの劇団員が見てくれました。
「こんなにスゴイことをしていたのね・・・」とみんな驚いていました。
当日もたくさんの仲間が応援にきてくれました。
1・2番員曰く「授業参観みたいでうれしい〜」
前進座は1番手だったので緊張感いっぱいでしたが、稽古場どおりの演技ができました。 |
| |
|
そして・・・ ついに我が前進座自衛消防隊は数あるチームを押さえ、
みごと準優勝をいただきました!!!
毎年参加してきましたが初めての快挙です。
やりました!! |

実際に消火栓から放水します。 |
 |
 |
授賞式のようす |
お世話になった武蔵野消防署、根岸教官と |
|
レベルの高い審査会なので今回の結果は本当にうれしかったです。
3人とも本当によく頑張りました。涙・涙です。
でも何より大事なのは防災に対する意識を強く持つようになったこと。
実際に火災が起こったとき、自分はどうすればいいか、何が出来るかということを体験できたことです。
何よりお客様の安全確保が第一。
前進座劇場の安全は彼女たちがお守りします。
どうぞ安心して秋の「五重塔」公演にお越しくださいね。
【紫野明日香 記】 |