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【10代】

素晴らしかったです。劇のシナリオも舞台設定もとてもよく、始終物語の世界に引き込まれていました。キャスト一人一人の演技が迫真でした。感動しました。この劇には、戦争とは何であるか、それをどう教育し語り伝えるかという深い問題が含まれていると思います。自分は学生なので、戦争とは、憲法とは、教育とはといった問いかけに答え、学んでいきたいと思います。示唆に富む劇をありがとうございました。

3月前進座劇場 神奈川県川崎市 女性

すばらしい公演でした。漠然と「教員になりたい」と公演の前まで思っていましたが、今、「絶対になってやる」という決意に変わりました。坂部先生や北森先生のように、しっかり前を見据えたい。

9/10函館公演

 

 

【20代】

どうもありがとうございました。今、米国を中心とする戦争の動きが現実のものとなってしまいました。どんな状況においても人間らしさを見失わずに生きていく、ということが、どんなに尊いことか、考えさせられました。一人一人が自由にものが言えて、一人一人の意見が尊重される社会は、(それが)当たり前のものでなくなる時に、必ず間違った方向へ歩み始めてしまうと思います。この公演は、今の状況の中で、はっきりと意見を表明しています。どうかがんばって下さい。

3/25前進座劇場 西東京市 男性 教員

今の世の中と比べると、本質的な差はないと思いました。学校教員の国家統制は厳然と存在し、強化されています。何故こうなるのか、結末はどうなるのか、多くの人が学ばなければならない問題だと思います。良心に忠実に生きることは命を危険に晒すことになる、というのが恐ろしいと思います。

9/10函館公演 男性

戦争はどんな時代でも、どんな状況でも反対です。理由なんて存在し得るでしょうか? ただの人間のエゴなのですから。憎しみより愛を!! それを強く感じる事が出来ました。ありがとうございます。
3月前進座劇場 武蔵野市 女性

 

【30代】

涙が、止まりませんでした。舞台をみながら、こんなことがあってはいけないと、何度も、何度も思いました。今現在、世界で戦争が起きているなんて……本当に信じられません。今日は舞台の上から、たくさんのメッセージをもらった気がします。もっとたくさん書きたいのに、言葉がうまくまとまりません…。本当にありがとうございました。

3月前進座劇場 埼玉県志木市 女性

耳の不自由な父がセリフが半分位しか聞き取れないと言うので、後半は最前列で拝見しました。祖父が綴り方連盟事件で投獄されていた一人との事で、本も読み、父からも話を聞いていましたが舞台は心にダイレクトに響くいいものですね。特に近堂上等兵の訃報を伝える方のシーンは涙がこぼれました。来てよかったです。

9/3札幌公演 札幌市 女性

 

【40代】

とてもよかったです。母から聞いていた戦争中のこととオーバーラップしてみましたし、息子のいる母親としても、赤紙がくることのおそろしさをひしひしと改めて思いました。早く、イラクを攻撃するのも止めてほしいです。

3月前進座劇場   埼玉県大井町 女性

原作を読んでいない身で申し訳ないが内容がひどく濃そうなので如何な舞台となるかと思った。2時間45分とアナウンスがあり、少しどよめきがあった。長いなぁと思った人が多かったろう。私も同じだった。が、全く飽きさせず、めりはりの効いた、力いっぱいの真面目な空気に圧倒された。まずは、セットの原稿用紙とペンがテーマを射ていて、大変良い。前進座の方々の「プロ」として、「日本人」としての舞台魂がこもった力演で大満足の夜。

8/31旭川公演 鷹栖町 女性

 

【50代】

ありがとうございました。銃口の本に出会って夢中に読んだあの時の気持ちがこみあげてきました。三浦綾子さんの数々の世界の中に身をおき、人生の糧になっています。私の心の宝になりました。今、こんなゆるせない戦争がはじまって、本当にこのことを皆に伝えたい気持ちでいっぱいです。平和 平和 殺さないで

3/22前進座劇場 埼玉県鳩ヶ谷市 女性

小説のイメージを全く壊さず素晴らしい。完成度に驚いた。戦争を知らない若い人にもぜひ広めていきたいと思う。三浦綾子さんのメッセージが真に迫って伝わってきた。舞台の転換の早さと簡素さがテーマの大きさを更に引き立たせたと思う。

9/3札幌公演 札幌市 女性

【60代】

原作の力、脚本の力、演技の力……そうしたもののすべての成果が、巧みな演出・装置によって生かされていたように思う。原作も読んでいたが、また違った感懐があった。つまり、演劇とは、聴観衆の胸に直接響くものがあるからだろう。本の涙は想像力によるが、観劇の涙はもっとストレートだ。

3/23前進座劇場 武蔵野市 男性

とても素晴らしかったです。三浦綾子さんの『銃口』が本の窓に連載され始めた平成元年、旭川で三浦ご夫妻にお目にかかりました。北海道綴方教育連盟事件は私の人生にも多少の影響を与えました。パンフレットに<釧路の小学教師坂本亮>とありますのは、私の叔父です。現在94歳、札幌に住んでおります。私の父も彼の盟友でした。

3/22前進座劇場 武蔵野市 男性

遠くから近づく始業の鐘の音に、もう私の目からなぜか涙が落ち、あぶなくしゃくりあげそうになりました。終戦時私は3才でした。疎開先です。家も人も焼き尽くし殺す、家族の生活を一変する戦争、生徒としての自分の歩みと竜太の人生と重なっています。当時の先生、良心のある先生の苦しみや生活を会話一つ一つの中に舞台上にこんなに素晴らしく描くことに、すごく感激しました。人を信じられないような社会の変化の中、坂部先生の様な方が命がけで竜太の様な素晴らしい先生を生んだ。教育の大切さを感じます。又その逆の恐ろしさも、今日は最後まで涙を流しつづけました。機会があったら又拝見させて下さい。「昭和」は決して忘れてはいけない時代だと思っています。コロスという言葉、はじめて聞きましたが解説を読んで納得、とても楽しかったです。いろいろな生徒の姿に涙しました。竜太さんの父の様な人はほんの一握りだったんでしょうね。20才代「ものの見方考え方」という本を読みました。でも綴り方は苦手でした。皆さん頑張って下さい。

11/16前進座劇場 神奈川県横浜市 女性

 

【70代】

 ほんとうにすばらしいドラマでした。特に北森青年の授業が具体的に展開されたことがよかったです。と言うのは「子どもの心をはぐくむ」のか「お国のために死ぬ子どもをつくるのか」が、このドラマの焦点だからです。その根本を心豊かにアピールした場面があったからこそ、第二幕が生きてきたのだと思います。ありがとうございました。

3/26前進座劇場 豊島区  男性

私が書いた綴り方が「綴り方教室」に載り、そのたびに母は特高ににらまれ、何日か家に帰らない日がありました。母はお岩さんのような髪と顔でもどり、父は小学生の私にその理由を云わず今日に至りました。その頃に何があったのか知りたくて参りました。

9/3札幌公演 北海道札幌市 女性 

【80代以上】

とてもすばらしかったです。感動で胸がいっぱいです。三浦綾子さんにこの舞台をみせたかったです。

千葉県船橋市 男性(元教師)

すばらしかったです。昭和17年に国民学校の教師(代用、男の先生が召集でいない為)19才でした。全く軍国主義教育を受けていた私は国の方針通り間違った教育をしてきました。昭和天皇時代はとんでもないです。19年に結婚してシベリアから生きて帰った夫と23年に再会して幸せな家庭を築きましたが、戦争のような暗闇のような時代はもうたくさんです。沖縄とガダルカナルで二人の兄を失いました。

9/3札幌公演 札幌市 女性

とてもみたいと思っていたので満足した。主役の人がとても言葉がはっきりしてよく伝わった。戦時中の矛盾がよくポイントされて脚本がよい、演出がよい。舞台装置が原稿用紙とペンなどとてもシンプルなのに、場面を効果的に浮き掘りして印象に残った。子どもの綴り方とそれに曲をつけて歌った場面がとてもよかった。第二部は圧巻。二度と戦争は嫌だの思い大。

9/3札幌公演 札幌市

 

舞台写真撮影=渡辺文雄

       
 

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