祝 千秋楽!

7月25日、宇都宮市民文化会館公演にて今回の『女殺油地獄』公演は無事千秋楽を迎えました。
ご覧くださった皆様、応援してくださったみなさま、ありがとうございました。
この度、応援してくださるみなさんのおかげで、私の素敵なホームページが出来ました。
皆さん是非遊びに来てくださいね。
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旅先一口メモ Vol.3
変な化粧前
◆写真1 かしまし三人女優!?
『女殺油地獄』公演もいよいよ千秋楽を迎えようとしています。今回は17会場で28ステージの公演を行いました。

さて、まず写真1をご覧下さい。
『女殺油地獄』班のかしまし三人娘、左から紫野明日香、小岩井カリナ、杉本雅代。
楽屋の化粧前に座って準備もそろそろ完了といった感じですね。
でもよ〜く見てください。なんか変・・・・。

彼女たちの前にあるのは化粧前ではなくて、洗面台??
ではここは楽屋ではなくて洗面所ですか?

いいえ、確かにここは楽屋なんです。
一般的に楽屋の化粧前には鏡と机、電気や棚などが作りつけてあるものですが、この某ホールは何を勘違いしてしまったのか、机がなくて洗面台が各化粧前に備え付けてあるんです。(写真2)

多目的ホールですからもちろん演劇専用には設計されていないのでしょうが、他のジャンルでも楽屋で皆ならんで「せーの!」で洗顔大会はやらないと思うのですが・・・。

楽屋内に水場(洗面台)がないと確かに不便ですが、実はこの楽屋の室内にはこの他にもトイレと洗面台が別に備え付けられているのです。
劇団員一同「??????」。

これでは化粧道具が置けないので、仕方なくベニヤ板を切って、洗面台のふたを作りました。

ところがまた難題!
この洗面台、なんと自動水栓なんです!(写真3)
ベニヤ板を置いたらセンサーが作動して水が「ジャー!」
こんどは洗面台の下にもぐりこんで自動水栓の電源をOFFに。なんとか化粧前を作ることができました。(写真4)

日本の地方のホールはほとんどが多目的ホールです。一つの舞台でいろいろなものを上演できるように設計しなければならないので大変だと思います。
結局、どのジャンルでも使いにくいものが出来てしまうこともしばしば。「多目的は無目的」なんて言う人もいます。

でも各地方に各ジャンルの専用劇場をそれぞれ建てるなんてとても無理。多目的ホールでもなんとか使いやすいホールを設計していただきたいものです。

そのためにも、ぜひ建設前に、出来れば設計前と設計後に各ジャンルの現場の人々にチェックしてもらっていただきたいものです。
完成してしまってからではなかなか直せるものではありませんからね。

でも、実は演劇専用劇場の建設も最近盛んになってきています。
全国各地に演劇専用劇場が出来ることを期待したいですね。
でも、建設する前に、かならずチェックをよろしくお願いします。
◆写真2 なんと化粧前に洗面台!
◆写真3 しかも自動水栓
◆写真4 ベニヤ板で蓋を

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