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   あらすじ

 

――徳島藩主・蜂須賀公に仕える直参の侍は、藩士の証(あかし)として白足袋を許された。藩領の淡路島を治める洲本城の城代家老を代々つとめてきた稲田家の家来は浅葱足袋を履かされ、浅葱者(あさぎもの)としてさげすまれていた――。

幕藩体制の崩壊も間近い転換期の荒波は、ここ徳島にも激しく打ち寄せた。淡路島の貧農の娘・お登勢は、行儀作法は知らないが、ひたすら真っ正直に生きる。彼女が奉公する加納家は藩公の直参。その当主・市左衛門は、白足袋は佐幕派で尊皇派は浅葱足袋と分れた藩内の相克に心を痛めている。娘の志津は新しい生き方を模索する奔放な女で、その兄・睦太郎は佐幕派の急先鋒だった。

お登勢が身も心も捧げて慕う初恋の人、津田貢は稲田家家臣で尊皇派の中心人物。京の池田屋事件で心身ともに傷ついた貢を、お登勢は懸命に励ます。その貢と一度は恋仲にありながら徳島藩士・多村慎吾との縁談を承諾した志津も、再び彼に心をむける。睦太郎は“不倶戴天のカタキ”として貢らと敵対する一方、お登勢への想いをつのらせ、お登勢は身分違いの恋をじっと胸に秘めながら、貢の身を案じ続ける…。

お登勢 人形明治の新政府が成立する。いつの間にかその高級官僚・佐伯織部の妻に納まった志津。東京・赤坂の佐伯邸に、浅葱足袋の貢が、ついで白足袋の市左衛門と妻のはまが、それぞれ維新後の処遇の陳情に来る。稲田家の分藩独立を認める代わりに淡路島を召し上げ北海道へ移住させる…。佐伯の提案に双方納得せず、話し合いは対立したままに終わる。

 

 

明治3年5月13日未明、多村慎吾、睦太郎ら徳島藩士の一部が、分藩独立を望む稲田家を討つべく挙兵。命をはって貢を救わんと駆けつけるお登勢…。

貢の運命は…!?お登勢の愛の行方は…?!ドラマは一気にクライマックスへ――!

 
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